乳がん・子宮がん術後、腕や足が腫れるワケ(リンパ浮腫)
こんにちは!
セラピストのMIKAです。
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がんの宣告をされた時より
リンパ浮腫のリスクを説明された時の方が
ショックが大きかった…
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そんなお声を聞いたことがあります。
日常生活のいろいろな側面で
通常よりも気を付けたり工夫をしたり。
身体的なことだけでなく、
気持ちの面でも
負担がおおきいリンパ浮腫。
不安は尽きないことと思います。
ただ、
怖がって生活を制限すれば
予防できるというものでもありません。
正しく向き合うことで、
生活がより豊かに
過ごしやすいものになるはずです。
まずは、
ご自身のからだが
どのように変化したのかを
正しく理解することからはじめませんか?
むくみはむくみでも、
むくむ過程に違いがあります。
ちょっと非現実的なたとえだけど、
イメージしてみてね。
「基本的には、車線変更できない」
そんな高速道路をイメージしてみてください。
週末や旅行シーズンの高速道路。
渋滞がつきものですよね💦
とはいえ、
よっぽどのことがない限り
翌朝…というより夜中のうちに
渋滞は解消しています。
では、
いくつかの料金所が
故障で閉鎖してしまったら?
きっと、そのレーンは
大渋滞。
高速道路に入れない車が
一般道にたまってしまうかもしれません。
これが、
リンパ浮腫のむくみ方です。
ここで、
リンパに置きかえてみましょう👇
ちなみに05は
一般的なむくみのことで、
渋滞が起きても
車は少しずつ前に進んでいくので
夜のうち(横になって寝ている間)に
自然とむくみが解消します。
でも、リンパ浮腫の場合は…
料金所であるリンパ節を
取り除いているので、
その先の道がありません。
なので、
残念ながら
一般的なむくみのように
自然とむくみがひく構造ではないのです。
しかし、
新しいリンパの流れ(側副路そくふくろ)ができることも判明しています。
側副路から
十分な流れが確保できれば
リンパ液(むくみ)のたまりを
防ぐことができ、
リンパ浮腫の発症を
おさえられる可能性があるわけです。
セルフケアを正しくおこなって、
より豊かな生活につなげていきましょう。